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2021年02月06日「COVID-19と人権」フォーラム(第1回)のご案内


不可視の人権侵害を可視化する

Collaboration for Visualising the Invisible Decay of Human Rights (COVID-HR Project)

 このたび、「COVID-19と人権」フォーラム運営委員会(以下、委員会)による第1回「COVID-19と人権」フォーラム(通算第6回)が以下の要領で開催されることになりましたのでお知らせいたします。この委員会は、COVID-19の世界的感染拡大の下で起きている人権問題について学会として取り組んでいくために、昨年11月の理事会で承認されました。委員会のメンバーは、以下の通りです:秋山肇、伊藤和子、江島晶子、北村聡子、斎藤民徒(HP主任)、坂元茂樹、杉木明子、建石真公子、谷口洋幸、中西優美子、根岸陽太、棟居徳子、山元一(50音順、敬称略)。また、企画主任、編集主任、国際交流主任とも連携しつつ、学会活動を「点から線、そして面へ」と充実させることを狙っています。

 現在、次々と課題が登場し、山積している現状において、国際人権法の真価が問われています。学会としてどんな取り組みができるのか真摯に考え、機動的に実現していきたいと思っております。学期末試験・入試業務等でお忙しい時期だとは思いますが、会員の皆様におかれましては奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。とりわけ、昨年の研究大会では開催できなかった懇親会の代わりとして、第1回フォーラムの後半ではZoomのブレイクアウトルーム機能を用いたグループによるディスカッションの機会を設けました。この1年の間に会員の皆様が考えたことや経験されたことなどをぜひフォーラムにお持ちよりいただき、双方向型の学会活動を実現させることを願っております。とりわけ、若手研究者の方には、ぜひこの機会を積極的に活用していただければ幸いです。

運営委員会としては、今後、国際人権法学会ならではのテーマやアプローチを模索しながら、フォーラムを継続的に開催する予定にしております。フォーラムでとりあげるべきトピック等についてもご意見がございましたら、ぜひ学会事務局までお寄せください。

      記

1.       日時:2021年2月6日(土)18:00-20:00

2.       対象:国際人権法学会会員

3.       Zoom 会議へのアクセス

*使用するZoomのURLは、事務局<info@lhrla.org>まで、お問い合わせください。Zoomにアクセスする際には、お名前とご所属を表示してください。

*第1回は会員の方を対象としておりますので、ZOOMアクセス情報を国際人権法学会会員以外の方や機関等へ転送・拡散することはご遠慮ください。もしもテーマに関心のある学生・院生・お知り合いの方をご存知で、ぜひお薦めしたいという場合には、事前に事務局までご一報ください。なお、Zoomのアクセス上限が300名ですので、アクセスについては会員優先となりますことを予めご了承ください。

4.       プログラム

(1)開会の挨拶:江島晶子「不可視の人権侵害を可視化するとは」

(2)COVID-19と人権:何が問題か-可視化されていない人権侵害の可視化に向けて

  運営委員会委員からの問題提起

①     根岸陽太「可視化された共同体-共にある生(ライフ・イン・コモン)に向けて」

②     北村聡子「パンデミック下において『差別とは何か』を考える」

③     谷口洋幸「LGBTIQの人々/コミュニティへの影響」

④     斎藤民徒「インフォデミック」

⑤     棟居徳子「健康権の再検討・コロナ対策の人権影響評価・「国際保健法」の可能性」

⑥     杉木明子「感染症をめぐるグローバル・ヘルス・ガバナンス-国際政治の力学とグローバル・サウス」

⑦     秋山肇「生命権と「ポスト・アントロポセン」時代の人権」

⑧     山元一「国家主権の再構築と人権論の課題」

⑨     中西優美子「EUにおける次世代のためのコロナ措置」

⑩     伊藤和子「なぜ人権が、コロナからの社会回復の基底にあるべきなのか?」

⑪     坂元茂樹「COVID-19が映す日本の人権状況」

⑫     建石真公子「「不可視の人権問題」の意味するもの-重症者トリアージと人権−」

⑬     江島晶子「誰一人として取り残さないことは可能か-人権指向的統治機構の構築に向けて」

(3)ディスカッション

Zoomのブレイクアウトルーム機能を使いグループに分かれてディスカッションを行います。


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