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2019年11月15日 マンフレッド・ノヴァック教授招聘企画


シンポジウム「国際人権規約批准40周年・拷問等禁止条約批准20周年―完全な国際人権基準の実現を目指して」
https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2019/191115_2.html

 ノヴァク講演会の紹介チラシ

 日本弁護士連合会は,日本の人権状況の改善を図るため,これまで国内の非政府組織(NGO)と協力して人権条約機関や国連人権理事会などに様々な働きかけを行い,改善を一定程度実現してきました。
 しかしながら,例えば,個人通報制度の導入や国内人権機関の設置といった人権諸条約の国内実施を担保するためのシステムがいまだ実現されていないなど,人権条約機関や国連人権理事会から繰り返し勧告されている課題について,改善が見られない分野も少なからず残っています。
 そこで,国際人権規約批准40周年・拷問等禁止条約批准20周年の節目を迎え,日本における国際人権基準の完全な実現に向けた道筋を展望することを目的として,各条約機関の,審査における総括所見や個人通報事例に対する見解によって人権状況が改善された各国の事例の紹介,国際人権基準の実現のために世界各国が直面している課題,個人通報制度や国内人権機関を持たない日本において実現を目
指すための道筋について,意見交換を通じて議論を深め,欧州連合(EU)をはじめとする人権の実現を主導する国際機関や国々との協働の可能性についても模索します。
 貴重な機会ですので,ぜひ奮ってご参加ください。

■日時:2019年11月15日(金)18時00分~20時30分
■場所:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー2階1022教室

■参加費:無料
■参加対象・人数:どなたでもご参加いただけます
■内容:
Ⅰ 基調講演「日本における国際人権条約の実施のために―各国の経験から」
マンフレッド・ノヴァック ウィーン大学教授
Ⅱ パネルディスカッション
(パネリスト)
マンフレッド・ノヴァック氏(ウィーン大学教授)
江島晶子氏(明治大学教授・国際人権法学会理事長)
フランチェスコ・フィニ氏(駐日欧州連合代表部公使/副代表)
武村二三夫(弁護士)
(コーディネーター)
東澤靖(弁護士・明治学院大学教授)

※英語と日本語の逐次通訳を行う予定です。
■参加申込:事前のお申込みは不要です。
■主催:日本弁護士連合会
■共催:明治大学比較法研究所
■お問い合わせ先:
日弁連企画部国際課
TEL:03-3580-9741
FAX:03-3580-9840

【Manfred Nowak】
ウィーン大学教授人権資料センター所長
元・国連拷問に関する特別報告者(2004-2010)
元・ボスニア・ヘルツェゴビナ人権裁判所裁判官

主な著作
『市民的及び政治的権利に関する国連の規約—CCPRコメンタリー 第2版』(2005)
『国際連合拷問禁止条約—コメンタリー』(Elizabeth McArthurと共著:2008)
『拷問:常にある邪悪との専門家の対決』(2017)


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